詐欺の王道登場!

昨日、面白いネタが有ったので早速。
午後八時頃、眼鏡を掛けた大人し目の男性の方がお一人で登場。「今日は仕事帰りなので予約だけですが、明日の七時頃同級生の集まりで、四名程で飲み食いしたいから予約をお願いしたい」との事。「三茶辺りの店だと二時間までしかの予約じゃないと出来ないので、仲間内で時間を気にしないでゆっくりしたい」との事。そこで前に一度、他のお客様と来店した当店に、白羽の矢が立った訳みたいです。(当店はご存知の通り、暇過ぎて閑古鳥、で大概のお客様の顔は覚えているつもりですが…私としては見覚えが無かったので一応は聞いてみました)当然其のとき連絡先を聞いたが、携帯は持たない主義だと仰る。つまり後からだと連絡がつかない様ですね。そういう経緯で其の方は帰られました。
その後小一時間位して再度登場です。一人で色々とぼやいていましたが要約しますと、帰りに三茶の駅前で何処かで食事をしようと近場を探索。其のとき煙草を吸おうとポケットに手を入れて気がついたら財布が無い。何処かに落としたんじゃないかと。其の中には先程渡した当店のショップカードも入っていたから、もう一度貰いに来たとの事。その後「お金が無いので自宅のある蒲田までどうやって帰るか」と独り言が始まりました。「家には金があるからタクシーで帰るか」と云いつつ、「明日又来るので電車賃の千円程貸してくれないか。最低五百円でも」と。ん〜丁重にやんわりお断りし、近くに世田谷警察があるからそこで貸してくれますよとアドバイスを。しかし警察は嫌いらしく行きたく無い様子です。でも折角税金を払っているのですから、こういう時に警察を利用しなくていつ利用するのですかと私は説得。やっとの事で納得し、お帰りになられたのですが、今日は案の定バックレです。やはり思った通り、詐欺の教科書の様な作戦でしたね。基本は最初に甘い汁って言うか、明日は数万円使いますよてな事で、最後はきっちり千円か五百円を稼ぐ。つまり五百円を稼ぐ為に数万円の儲け話を相手に振る訳ですね。目先の利益に目を奪われた人は、まんまと詐欺師の術中に嵌って何百円か渡す訳ですよ。
でもこんなコテコテの詐欺は思わず笑っちゃいますよね。多分二度目に再来訪する間に、同じ様な手口で数十カ所廻っていますね。だって一カ所千円から五百円の儲けですから…で同じ様な詐欺師さんがいらっしゃった飲食店の方は、是非連絡を!(笑)