自宅のスピーカーを変更

前回に続いてマニアチックなネタで…

ココ数十年音楽ソースをCDに替えてからメインのスピーカーは小型の英国製BBCモニターの銘機Rogers、LS-3/5A(後期型なので11Ω、バイワイヤリング接続対応)をずーと愛用し続けていた。元々東京の住宅事情でそんなどでかいスピーカーを置くスペースもないので丁度イイサイズだったし、音その物も高音質であり弦の響きは特筆すべき音色だった事もある。

田舎に来て部屋が広くなったせいもあるが、Rogersだと小型のせいで低音(特にベース音やバスドラ等)が全く出ない事に不満を持ったのである。

そこでアナログ時代に愛用していた銘機JBLのフルレンジ、LE-8Tを復活させようと思った。久しぶりに取り出したユニットはエッジも完全に朽ちているし、錆も浮いている。最近はネットで探すと交換エッジの販売をしている所も直ぐに見つかる。早速取り寄せて自分でエッジ交換及び清掃完了。

このユニットはエンクロージャーボックスによって七変化すると言われている。どんな箱でもそれなりの音は出るが、相性次第ではボーカル系は歌手の唾まで飛んで来る音色だそうである。丁度ヤフオクで最近潰れたサンスイが黄金期にこのユニット専門に制作したSP-LE8Tのジャンク品を格安で入手出来た。一週間ほど掛けて家でチマチマ箱の隙間を埋めたり、サンドペーパーで磨き上げたり、ワトコのオイルを浸透させると見違えるほど立派になった。折角なので見えない内部配線をベルデンのウミヘビコードに、スピーカー端子をバナナプラグ対応極太に変換した。

まだエージング段階だけど、低音の押し出し、ピアノの膨らみ感等申し分なし。スピーカーコードも今迄使用のスペース&タイム(メリハリがありクリアな音色だが音像の定位が今一つ)と昔使用していたモンスターケーブル(少し籠もったような音色だが音像の定位が抜群)とで聴き比べ中だけど。ハッキリ言ってどっちもドッチ、一長一短だな。

て事でアナログ音源もデジタル音源も一応それなりに満足〜
てか今度は真空管アンプが欲しくなっちゃった…病気(^_^;)

上がRogers LS3/5A
下がJBLサンスイのコラボSP-LE8T