テオ・ヤンセン展 大分市美術館

昨日やっとテオ・ヤンセン展観に行く事が出来ました。なんせ9月末迄の公開なのでギリギリ間に合った感じです。流石に平日に関わらず相変わらず凄い人気でした。これで土日だったらと考えると恐ろしい事ですね。

内容的には先ず先ずでしたが一寸気になる事を一つ二つ。
例の風を食べるビーチアニマルの実演に関してです。なんせ前説長過ぎ…
直ぐに動かすのかと思いきやナレーターの女性が10分ほど喋り捲り。で内容自体も意味のないことをです。オーディエンスも折角カメラを取り出し用意しているのに待たされ過ぎでウンザリです。
決してクレーマーじゃないオイラですが実演終了後、担当の学芸員か企画ディレクターか所謂スタッフを捕まえて質問です。
で回答は「小さなお子様からお年寄りに至るまですべてのお客様に理解されるように分かりやすい説明をしました」と優等生的な返答です。
海外ではどうなのよ?と聞いてみると「海外でのイベントでは直接説明なしに動かせています」と、やはり日本だけ前説を含めた能書きがある事になります。これってどっちがグローバルスタンダードなのか解りますよね。
芸術にに説明はいらない!って言うかタブーと思うのはオイラだけではないでしょう。説明する事で安っぽくなる(例えばモナリザに説明などないでしょ)し、本物の良さを言葉で表す事は出来ないと確信しています。日本自体小さい頃からこういった教育ですから、クリエイティブな感性が生まれるわけがありません。こういう役人体質の人達は、固定概念を持たずに本物の芸術に触れることが感受性を高め、創造性を豊かにする一番の近道だと思わないんですかね