今年を振り返って

本年は2月のEU(London、Bordeaux、Paris)訪問、3月の未曾有の北日本大震災、8月Pure Wine Bar Enferの開店と、自他共に色々な出来事の多い年でありました。又、此の様なな日本の状況の中で、環境及び生活が変わられた方々も多々おられる事と思います。

それでも様々な職種のお客様に、出来たばかりの当店ををご利用頂けまして、感謝と共により一層お客様の有り難さが身に染みた1年となりました。本当に感謝、感激、雨、霰です。

で飲食業はある意味接客業でもあるわけで、お客様の需要の一番あるところを巧く捉えていくことが最も流行る要因となります。
ですからオイラのやっている事(あくまでワインのコンデションに拘り自然派ワイン中心のセレクト等)は、指針とはなってもせいぜい一部の人に理解されるだけと思っていました。

そのワイン不毛の地で地道に一歩一歩、いらっしゃったお客様に少しずつですが分かって頂いて良き理解者が増え、美味しいワイン伝道師として何とかやっていける見通しが経ちました。

でもまだまだようやくスタートラインに立った感じであり、ビジネス的に利益を生み出す迄には至っていません。が来年は更に頑張って「晴れ」の飲み物であるワインを沢山の方々に楽しんで頂く為に、より一層セレクションや品質管理に努めようと考えています。

来年もまた是非当店にご来店頂けましたら幸いです。

では、皆様良いお年をお迎え下さいね〜( ´ ▽ ` )ノ  

皆既月食*1ワクワク

さあ〜今年最後の満月週間に入りましたよ。しかも今回は皆既月食に重なりどの様な事が起きるのか?いやぁ〜楽しみですね( ^ω^ )ニコニコ…

というのも当店で取り扱っている自然派ビオワインは満月の時に本来の真価を発揮すると言われているからです。提案したのは哲学者のルドルフ・シュタイナー(詳細はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/ルドルフ・シュタイナーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/バイオダイナミック農法を参照)です。

えっ普通のワインも満月の影響を受けるの?という質問もあるでしょうけど、答えはNOです。何故ならビオワインは生きていますが普通のワインは死んでいるからです。つまり地球上の全ての生命体は月の引力の影響を受ける事になりますが生きていないとその変化は感じられませんね、残念ですが…。

オイラなりの見解としては今回の皆既月食での変化は以下になるんではなかろうかと考えられる。パターン1…普通の満月と一緒でありビオワインは美味しくなる。パターン2…月の欠け始めからビオワインは閉じていき、再度月の形に合わせて美味しくなる。パターン3…普通の満月と違い閉じたまんまである。

で今回の皆既月食と満月が重なる週末、どの様に変化するのか確かめたい方は是非当店にお越し下さいね。早速今日からCheck it out!チェキラ!

新入荷ビオワインの考察

先日入荷したばかりの楽しみにしていたワインを我慢出来ずに(^_^;)…早速試飲致しました。


これは何と南仏きってのカルトワインの一人者「ディシェン」が仕掛ける、所謂ネゴス版ワインです。しかも入荷した全種類サンスフル(全く酸化防止剤を使用して無く瓶詰め)なので期待も高まりますね。


抜栓直後はまだ落ち着いておらずピリピリ感を漂わせていましたが、徐々に非凡なポテンシャルを見せてくれましたよ。中盤辺りから南仏らしい果実の凝縮感にビロードの様な滑らかさが加わり、平凡な南仏にありがちな酸不足もなくしっかりした酸の骨格、しかもアルコール度15度位を感じさせないスムーズな喉越しです。こりゃ旨いし、何杯でもずーと呑んでいけますね。酔うんだけど工合が悪くならないニアンスです。ただマイナスポイントとしては余韻が短い位ですね。このクラスに此処迄求めるのも酷かなと…


新月シーズンでこのポテンシャルだと満月の時は推して知るべしですね。ヽ(^o^)丿


今回呑んだのはアッサンブラージュされたコルビエールですが、あとバリックでエレバージュされたのとムーンヴェードル100%のがあるので個人的に期待も高まります。でも残りのは両方共まだカッチカッチやで〜て感じだと思いますがね。


でラベルデザインもシュール〜♫

17歳の娘さんとの出逢い

今日はoffの為市内の某酒屋さんにお邪魔しました。店主とは試飲会等で顔を合わせていますし、たまには店にも行っています。でも今までワインを買った事はなかったので今回は購入の為に来店です。


店主ととりとめも無い話をした後奥のセラーに。たまには良いワインを購入しようと思いましたが、埃を被ったコーナーの中に面白いワインを発掘しました。性格的にコレをスルーする事が出来ませんよ。店主に聞いても『え〜何、そんなモノが有るの?』て感じでしたが、オイラの感性はそれを見逃しませんよwww


でそのワインとはあの有名なロマネコンティ社のオーナーの一人ヴィレーヌさんが自分の畑で造るアリゴテ•ブーズロンです。ヴィレーヌさんが生産するワインの中じゃ一番低価格なんですが、ヴィンテージが問題です。勿論オイラも何度も呑んでいるワインなんですが、基本的に早飲みをしていましたね。


で肝心のヴィンテージは1994年の現在17才になる娘さんです。ブルゴーニュ自体良い年ではないのですがブランは其れなりに美味しい年ですからね、期待も高まりますよ。で、17歳というこの響きが南沙織森高千里を思い出しちゃいますし、て年がバレちゃいますが…


流石にオイラもこのワインでこのヴィンテージは初めての経験です。休みの楽しみが出来たと早速抜栓しました。


で最初のアロマは殆ど感じさせませんが、徐々に姿を現してくれました。熟れた林檎に似たシードル香にミネラルを感じる酸の心地よいアフターが残ります。


ん〜まあ〜結論から言いますとオイラは好きですがシェリーに似た酸化臭、所謂ジェラ地方のオベルノアのサヴァニャン系の味わいですから好き好きってか飲み手を選びますね。なんせディリーワインで17年も熟成しているのですから…でもっと早く出逢いたかった事は事実でありますが、最後の最後にテロワールの片鱗を見せてくれましたね。


別府のマダム

今日買い物にゆめタウン(このダサダサネーミング何とかならんかなぁwww)に行ったら、変なおばさん(失礼、変わったマダム)から声を掛けられました。で此の方セッカチらしく早口でネイティブな大分弁で捲し立てられると何を言っているのかオイラには全く理解不能で「はぁ〜」状態。よっぽど英語、いえいえイタリア語やフランス語で話し掛けられた方が良く理解できます(嘘)


結局大体言わんとしているのは、着ている服の色の組み合わせが悪く、医者に殺される様な事を言ってるようです。でオイラが意味分かんねッ!に感づいたのか「アンタ何人?朝鮮?中国?フィリピン?」とフォーリナー扱いですwww


ちなみに今日の服装は低気圧一過のせいでメチャ蒸し暑かったのでベージュ系のTシャツにリーバイスの501、黒のナイキのコーディネート(決して小洒落じゃないけど普通じゃないかなぁ)、あっあと度付きサングラスをしていました。けど…何か!(ドヤ顔)


で話は戻ってサングラスとベージュのシャツが今の季節にマッチしていないと。秋には秋らしい組み合わせがあるから春の色を着ちゃいけねえよ!って事らしいです。オイラとしてはそれが何故医者に殺されるのか不思議に思いましたが、すでに絡まれてから30分近く経っていたからスルーしましたwww


買い物の際に長芋を手に取っていたのですが、芋はサツマイモじゃないと良くないと却下されちゃいました。で帰りに自分の買ったサツマイモの天ぷらをプレゼントされましたが、オイラとしては酸化した油で上げたサツマイモのほうが肉体に悪くねっ!と思いますが…


おせっかいマダムに遭遇したお陰で時間は取られましたがBlogネタは出来ました事を報告します。


写真はウチの前で見かけた泉都大祭です。決して妖しい白装束の宗教団体と違いますwww


某大手の無添加ワインを検証( ー`дー´)キリッ

近くのスーパーに某大手酒類メーカーの「酸化防止剤無添加有機ワイン」なるものを発見。興味本位ってか、怖い物見たさにて購入してみた。

最近の自然志向ブームに乗って大手も参入して発売したであろうこの商品、デザインはダサダサながら値段はレギュラーサイズで700円以下で、ハーフサイズは何と驚きの400円以下でした。これで旨きゃ、抜群のコスパーなんだけどね。


で早速スクリューキャップを捻ってワイングラスにドボドボっと。香りはてーと、んっん、えーーー全くしない…て事もないけど僅かにフルーツ系のキャンディ的な香りかな???味はてーと、んーんんん…え〜ワインの味がしない…
(((;゚Д゚)))))))これって何なのかなぁ???所謂ワイン風味アルコール飲料とでも申しましょうか…ウチでいつも飲んでいる自然派ワインと全くの別物。この何処が無添加有機なんだろうか???自然派のワインと無添加のワインは似て非なるものでありましたね。

でもこういった商品を沢山出されると一般ピープル(死語)は勘違いして自然派ワインは不味いもんだと思っちゃうよなー。だからワインは嫌い、飲まないって事になっちゃうんだよね。全くもって、マジ本当迷惑な話だよね。

で結論!
スーパーやコンビニで販売している「酸化防止剤無添加有機ワイン」なるものは保存料などの添加物が無添加(実際そうかも知れないけど)じゃなく、葡萄自体その物が無添加?(多分濃縮果汁のみ使用)て事だろうね( ̄ー+ ̄)キラリ…でもちゃんと酔っ払います。ってか、より一層悪酔いしますwww

テオ・ヤンセン展 大分市美術館

昨日やっとテオ・ヤンセン展観に行く事が出来ました。なんせ9月末迄の公開なのでギリギリ間に合った感じです。流石に平日に関わらず相変わらず凄い人気でした。これで土日だったらと考えると恐ろしい事ですね。

内容的には先ず先ずでしたが一寸気になる事を一つ二つ。
例の風を食べるビーチアニマルの実演に関してです。なんせ前説長過ぎ…
直ぐに動かすのかと思いきやナレーターの女性が10分ほど喋り捲り。で内容自体も意味のないことをです。オーディエンスも折角カメラを取り出し用意しているのに待たされ過ぎでウンザリです。
決してクレーマーじゃないオイラですが実演終了後、担当の学芸員か企画ディレクターか所謂スタッフを捕まえて質問です。
で回答は「小さなお子様からお年寄りに至るまですべてのお客様に理解されるように分かりやすい説明をしました」と優等生的な返答です。
海外ではどうなのよ?と聞いてみると「海外でのイベントでは直接説明なしに動かせています」と、やはり日本だけ前説を含めた能書きがある事になります。これってどっちがグローバルスタンダードなのか解りますよね。
芸術にに説明はいらない!って言うかタブーと思うのはオイラだけではないでしょう。説明する事で安っぽくなる(例えばモナリザに説明などないでしょ)し、本物の良さを言葉で表す事は出来ないと確信しています。日本自体小さい頃からこういった教育ですから、クリエイティブな感性が生まれるわけがありません。こういう役人体質の人達は、固定概念を持たずに本物の芸術に触れることが感受性を高め、創造性を豊かにする一番の近道だと思わないんですかね